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機能的な部屋のレイアウトを考える

キッチンとダイニングの“高さ”を変える

キッチンではいわゆる“立ち作業”がほとんどですが、ダイニングルームは“座っている”状態が一般的なので、自然とそれぞれの「目線の高さ」に違いが生まれます。

そんなキッチンとダイニングの目線の高さの違いを利用して、それぞれの床の高さを変えることによって、様々な効果を生み出すテクニックを紹介します。

キッチンの高さ<ダイニングの高さ

キッチンの高さをダイニングよりも低くすることで、キッチンで立っている人とダイニングで座っている人との目線の高さの違いを少なくする方法です。

料理している人とそれを振舞われている人との親密感が増すというメリットがあります。

キッチンの高さ>ダイニングの高さ

あえてキッチンの高さをダイニングよりも高くすることで、より視線の違いを強調する方法です。

当然やり過ぎは厳禁ですが、絶妙な高低差をつけることで、ダイニングから調理台やシンクなどの猥雑な部分が見えにくくなるというメリットがあります。

カウンターキッチンなどでは、ダイニングルームからの視線がキッチンに向いていることが多いため、こういった“視線の高さ”に着目したキッチン計画を考える、というのも、非常に大切なことだといえます。

「ダイニングテーブル」を美しくレイアウトする4つの配置テクニック

ダイニングルームのインテリアコーディネートを考える際は、やはり主役である『ダイニングテーブル』を基準にするのが一番です。

「ダイニングテーブル」をレイアウトするための基本は「平行配置」「垂直配置」です。

壁やキッチンカウンターなどと平行、もしくは垂直にダイニングテーブルを配置すると、見た目も良く、動線的にも使い勝手が良いダイニングスペースを手軽に作り上げることが出来ます。

具体的なレイアウトテクニックは次の4つです。

キッチンと平行、片側の壁付けで配置

これがダイニングテーブルの最も無難なレイアウト方法です。一般的なI型のオープンキッチンとも相性が良く、動線的・スペース的にも有効ですが、少し面白みに欠けるのも事実です。

バルコニーに面した窓に平行(垂直)に配置

開放的なダイニングを演出したい場合は、開口部の近くにダイニングテーブルを置く方法がおすすめです。

太陽の光を存分に浴びた“カフェ風”のテーブル席を作ってもいいですし、窓からの眺めが良いマンションなどでは、夜景を楽しみながらのディナーなども良いかと思います。

キッチンカウンターに垂直に配置

キッチンとダイニングとで会話を楽しみながらの食事を楽しみたい場合は、この方法が最適です。

料理をしながらテーブルとの会話にも参加できるこのレイアウトは、ホームパーティーなどにも向いています。

コーナーに配置、壁側の椅子をベンチにする

キッチン&ダイニングスペースにあまり余裕がない場合は、限られたスペースを有効に活用するために部屋のコーナー部にテーブルを置くという方法もあります。

その際はテーブルと壁に挟まれた場所に椅子ではなくベンチを置き、壁を背もたれ代わりに使うと、更にスペースを節約することが出来ます。

基本は「シンメトリー(左右対称)」

ダイニングレイアウトは“シンメトリー(左右対称)”を意識してインテリアコーディネートを行うと、整った美しいインテリアに仕上げることが出来ます。

ダイニングのような「モノが多いインテリアコーディネート」とうのは、どこかに“軸”を作ってあげると、自然と調和が取れたインテリアを作ることが出来ます。その基本となるのが“シンメトリー(左右対称)”なのです。

しかし、あまりにも“シンメトリー(左右対称)”にこだわり過ぎると、一部の隙もない何とも“お堅いイメージ”のダイニングになってしまいます。そういった場合は、どこかに“抜け”を作ってあげる方法が有効です。

例えばダイニングチェアーやテーブル装飾などに曲線を生かした柔らかなイメージのアイテムを選んだりするのもいいですし、思い切ってダイニングテーブルを円形のものにしてしまうのもいいかもしれません。

また、ダイニングテーブルやダイニングチェアーの配置のほか、テーブル上の食器やテーブルライナー、ランチョンマットなどの置き方も、“シンメトリー(左右対称)”を基本としてレイアウトした上で、ちょっとした小物などでわざとそのバランスを崩してあげるのも非常に有効的です。

慣れてくれば、バランス感覚を意識しながらこういった“ちょっとしたお遊び”が出来るようになります。そうすれば、インテリアコーディネートの楽しみがより一層増すことでしょう。

動線を意識したダイニングレイアウト

ダイニングは人の移動が多い場所でもあります。

キッチンから料理を運んだり、食器をさげたりといった作業的な移動だけでなく、リビングとの行き来なども頻繁にあるダイニングスペースは、それぞれの“動線”を意識して、最適なレイアウトを行う必要があります。

最も重要なことは「動線を遮らないこと」です。

ダイニングテーブルやダイニングチェアーが動線の遮蔽物となるのはもってのほかですし、ダイニングに家族が集まる際にも、人や家具がぶつからないように適度に余裕を持たせてあげることも大切です。

なるべく“直線的”な動線になるように、キッチン・ダイニング・リビングを含めた全体の平面図などを用意して、動線を書き込みながらレイアウトを考えると、失敗しにくいかと思います。

ソファを「パーティション(部屋の間仕切り)」の代わりに使う

LDK(リビングダイニング)がそれほど広くない家や、リビングとダイニングとをはっきりと分けたくない、という人には、“パーティション”の代わりとして、ソファを使うという方法もあります。

“パーティション”というと、1400~1800mm位の高さのものが一般的ですが、こういった背の高いパーティションの代わりにソファを使うことで、より揺るやかに部屋を仕切ることが可能です。

また、ソファの背後にチェストなどを置くと、より“パーティション”としての役割を明確にすることが出来、ソファ裏のデッドスペースを有効的に活用することも出来ます。

他にも、チェストの上にモノを飾ることで、パーティションとしての“目隠し”の高さを変える、といったテクニックもおすすめです。

壁面付けのソファは「中心線」を意識する

ソファを壁につけて配置する場合、壁面の意匠などを考慮して“中心線”を揃えるようにすると、ぐっと落ち着いた雰囲気にまとめることができます。

また、背後の壁に絵や写真などの“フレームアート”を飾ったり、壁掛け時計を付けることによって、より“中心線”を意識させるようにすると、一層強い高価を生み出すことが出来ます。

他にも、サイドテーブルをソファ脇に置く場合は、その逆側に観葉植物やフロアスタンドをレイアウトするなど、「シンメトリー(対称性)」を意識するようにすると、バランスの取れた美しいインテリアコーディネートに仕上がります。

その際は、部屋にあるモノの量を極力減らし、“静謐”な雰囲気を演出すると良いかもしれませんね。

「AV環境(ホームシアター)」を意識したソファレイアウト

リビングルームの一般的な使い方は、家族で会話を楽しみながら、みんなでテレビを見るというスタイルだと思います。

そんな“快適なテレビ視聴”のためには、テレビを置くAVボードひとつにしても、ソファとの距離感や視線の角度などを考えて、最も相応しいサイズのものを選ばなくてはなりません。

ゆったりとリラックスできる深めのタイプを選ぶのもいいですし、脚を伸ばせるオットマンなどを組み合わせてみても良いかもしれません。

本格的なAV環境を整えたい、と考えている人は、オーディオセットやプロジェクターなどを揃え、ライティングなどの“雰囲気作り”も重視した「ホームシアター」もオススメです。

その際は“音響効果”も考慮したソファレイアウトを心がけるようにしてみてください。

ソファを美しくレイアウトするための3つのポイント

ほとんどの家のリビングにはI型、L型などの「ソファセット」が置いてあるかと思います。

実際に人が座る場所であるソファ周りは、リビングインテリアコーディネート(レイアウト)の基本となる場所でもあります。よって、テレビを見たり、本を読んだり、お茶をしたりといった様々な生活行動を想定して、最適なソファレイアウトを考えなければいけません。

そんなソファレイアウトのポイントをいくつかまとめてみました。

「AV環境(ホームシアター)」を意識したソファレイアウト
リビングに欠かせない「テレビ」を中心としたソファレイアウトの方法です。

壁面付けのソファは「中心線」を意識する
壁側にソファを寄せる場合は、中心を揃えるようにするのが基本です。

ソファを「パーティション(部屋の間仕切り)」の代わりに使う
リビングとダイニングとを“緩やかに仕切るもの”としてもソファは重宝します。

自分の「定位置」を決める

家族で食事をするためにダイニングテーブルに座る際、ほとんどの家庭で家族それぞれが“いつも座る席”を決めているかと思います。(リビングのソファなどでも同様です。)

家族みんなが集まる団欒の場であるリビングやダイニングは、それぞれの「定位置」が定まっていることによって、安心感が生まれ、皆が快適に過ごせる空間を作り上げることが出来るのです。

自分ひとりの時間が欲しい、という人は、わざわざ個室へと足を運ばずとも、ソファやダイニングから少し離れた窓際などに、自分のお気に入りの椅子を置いてあげるというだけでも、本を読んだりゆっくりと食後のコーヒーを飲んだりする“自分だけの空間”を作ることが出来ます。

家の様々な場所に、自分の「定位置(=居場所)」を作ることで、自然と家全体への愛着感も増すというものです。

リビングに限らず、そういったちょっとしたスペースを持っていることは、ある意味“個室”を持っていることよりも重要なのかもしれませんね。

“距離感”を意識したレイアウト

リビングとダイニングが一緒になっている部屋などは、食事やテレビ鑑賞など、いくつかの用途に分かれたスペース(ゾーン)が一所に集まっている状態と言えます。

こうした部屋のインテリアレイアウト(ゾーニング)は、それぞれのスペース同士の「距離感」を意識して行わなければいけません。

それぞれのスペースに実際に人がいる状態を思い浮かべて、光や音、視線の動きを考慮したインテリアを考えることで、はじめて各々の空間に合ったインテリア演出を行うことが出来るのです。

リビングとダイニングの距離、団欒のソファ席と落ち着いたラウンジ席など、それぞれの用途に応じた絶妙の距離を設けたスペースレイアウトが大切です。

“距離”が人間心理にもたらす影響というのは、皆さんが感じているよりもはるかに大きなものです。

これらをないがしろにせず、インテリアコーディネートに上手に取り入れる方法を模索してみましょう。

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